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三陽鉄工所メカニック通信~7~

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皆さんこんにちは!

有限会社三陽鉄工所の更新担当の中西です。

 

さて今回は

~安全と効率~

 

 

鉄工所の現場は、火花・重機・高温・重量物が日常的に存在する。
だからこそ、安全管理は全員参加の文化でなければならない。

KY活動と危険予知

作業前ミーティング(KYミーティング)では、その日の作業内容・危険箇所・対策を明確にする。
「昨日と同じ作業だから安全」ではない。
鉄板一枚の配置が違えば、足場も通路も変わる。
日ごとの変化に敏感であることが、事故を防ぐ第一歩となる。

熱・酸欠・火花 ― 3つのリスク管理

  1. 熱対策:溶接作業中は鉄が数百度に達する。皮膚接触は即火傷。必ず手袋・腕カバー・遮光面を使用する。

  2. 酸欠防止:タンク・ピット内部作業では酸素濃度測定が義務。換気・連絡員配置が必須。

  3. 火花管理:火花は5メートル以上飛ぶ。周囲の可燃物を撤去し、火花養生を徹底する。

小さな油断が大事故につながる。
「確認してから動く」この一言が、何よりの安全行動である。

ヒヤリ・ハットの共有文化

事故を未然に防ぐためには、「ヒヤリ・ハット」事例を共有することが重要。
「危なかった」で終わらせず、「なぜ危なかったのか」「どうすれば防げるか」を全員で検討する。
鉄工所の安全文化は、こうした日々の“共有”の積み重ねによって築かれる。

安全と生産性は両立する

安全対策を“作業の妨げ”と考えるのは誤りである。
むしろ、安全を確保することで動線が整理され、作業効率は向上する。
整理整頓された現場ほど、動きが早く、無駄が少ない。
鉄工所における「美しい現場」は、そのまま「安全で生産的な現場」を意味する。