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皆さんこんにちは!
有限会社三陽鉄工所の更新担当の中西です。
さて今回は
R&R(繰返し性・再現性):管理公差の10%以下が理想、30%超は要改善。
バイアス/直線性評価でCMM・粗さ計の癖を把握。
ゲージ管理台帳:校正周期、責任者、トレーサビリティ番号をQRで紐づけ。
合否は“人”ではなく“仕組み”が決める。検査者の属人化を排除。
Xbar-R管理図で日々のバラツキを監視。
Cp/Cpk:1.33以上で安定、1.67以上で顧客特殊特性に対応。
ルール違反(連続7点同側等)をアラート→工具交換/補正を自動指示。
FMEAで重篤度S×発生頻度O×検出DのRPNを算出し、上位から手を打つ。
代表例:
逆向き取付→位置キー+センサーで機械が動かない。
誤番手工具→工具ID読み取り。
熱変位→ウォームアップ義務化+主軸温調。
洗浄はアルカリ→超音波→純水→IPA→クリーン乾燥。
清浄度測定(ISO 16232等):粒径>10μmの粒子数・重量を記録。
クリーン梱包:無塵袋+乾燥剤、手袋着用を徹底。
ロットNo./材料証明/機械・工具履歴/検査データを1枚のe-トラベルシートに集約。
変更履歴は版管理(Rev.)、過去版の閲覧制限で誤配布防止。
監査対応は検索5秒以内を目標に。
顧客からの不具合は8Dで処理(チーム編成→問題定義→暫定対策→原因解析→恒久対策→再発防止→成果称賛)。感情で謝り、事実で直す。
品質は“最後に検査で作る”のではなく、工程で作る。次回は見積・原価・納期・自動化投資など、鉄工所経営のリアルを共有します