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三陽鉄工所メカニック通信~8~

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皆さんこんにちは!

有限会社三陽鉄工所の更新担当の中西です。

 

さて今回は

~技術革新と人材育成~

 

 

近年、鉄工業界は大きな変革期を迎えている。
DX(デジタルトランスフォーメーション)、ロボット溶接、3D CAD、レーザー切断機――
現場の風景はここ10年で劇的に変わった。

機械化・自動化の波

ロボット溶接は、安定した品質とスピードを実現し、人的ミスを減らす。
レーザー切断機は、複雑な形状を高精度で短時間に仕上げる。
しかし、機械は「図面通りにつくる」ことはできても、「図面を超えて工夫する」ことはできない。
つまり、機械化が進むほど、“人の判断力と段取り力”がより重要になる。

若手教育の要点

鉄工所の技能は、見て・触って・感じて身につく。
図面を見ただけではわからない“鉄のクセ”を体感することが、若手育成の第一歩だ。

教育のポイントは次の3つ。

  1. まずは「安全行動」が体に染みつくまで教える。

  2. 図面理解と工具名を並行して学ばせる。

  3. 失敗を責めず、「原因を一緒に探す」姿勢を持つ。

“叱る”教育から“支える”教育へ。
これが、技能継承を成功させるためのキーワードである。

鉄工所のこれから

鉄工業は、AIやロボットに置き換えられない最後の「職人産業」と言われる。
なぜなら、構造物には「現場ごとの個性」があるからだ。
寸法は同じでも、溶接姿勢、風、温度、組立順――条件は常に異なる。
その都度、最適な判断を下せるのは人間の経験と勘である。

だからこそ、鉄工所の未来は“人と技術の融合”。
自動化と職人技が共存する「ハイブリッド型工場」こそ、これからの理想形となるだろう。


総括

鉄工所の仕事は、単なる「製造」ではない。
構造物の安全を支え、社会の基盤を築く使命を持つ。
図面の線が形になり、鉄が建築物として立ち上がる瞬間。
その裏にあるのは、見えない努力と誇りだ。

鉄工業は今も進化を続けている。
変化する時代の中でも、鉄を扱う人の手と心だけは変わらない。
それが、鉄工という仕事の本当の価値である。